阪神藤川、修正力発揮し4580日ぶり先発勝利 ファン大歓声に「思い出した」
2回まで42球4四死球の大荒れも…実績、経験生かして6回無失点
阪神の藤川球児が今季2度目の先発で初勝利をマークした。3日のDeNA戦(横浜スタジアム)で6回2安打無失点と好投。先発勝利は2003年9月19日の巨人戦(東京D)以来、実に4580日ぶりだった。
カード勝ち越しを決めた立役者は試合後、ヒーローインタビューで「久しぶりに戻ってきて、これだけの歓声、ファンが(球場に)入ってくれている。忘れていたので思い出した」と笑顔を見せた。
不安定な立ち上がりだったが、プロ15年目のベテランは実績、経験を生かし修正した。
初回は先頭の山下に3ボールスタート(結果は三邪飛)、続く荒波はストレートの四球。2死一塁から筒香には死球と大荒れ。2回も先頭から連続四球で無死一、二塁のピンチを作るなど、2回までに42球4四死球だった。