上原浩治、7回投入でも快投 41歳右腕は「今季終了後に2年契約も可能」!?

上位打線を3者凡退の快投、地元紙は上原を7回に投入した采配を称賛

 レッドソックスの上原浩治投手が9日(日本時間10日)の敵地ブルージェイズ戦で1イニングを無安打無失点と完璧な救援を見せ、8-4での勝利に貢献した。2試合連続のマウンドは4点リードの7回から2番手で登場。今季からセットアッパーを任される右腕を8回ではなく7回に投入したジョン・ファレル監督の采配を地元メディアは称賛している。また、今季3試合連続無失点と、昨年までとは違う役割でも結果を残し続ける41歳が、シーズン後に新たに2年契約を結ぶことも可能だと伝えた。

 試合の行方を左右するイニングだった。4点リードの7回。ピラー、ドナルドソン、バティスタと1~3番の上位打線を迎えるイニングで、レッドソックスベンチが先発ポーセロに代えてマウンドに送り出したのは上原だった。

 地元紙「ボストン・グローブ」は特集で「レッドソックスのファレル監督は上原を投入した。ブルージェイズが1番打者ピラーから強打者のドナルドソン、バティスタと続くこのイニングが、この試合の重要なポイントとなると見込んでの決断であった」と指摘。2試合連続登板となった背番号19は、ピラーを三ゴロ、ドナルドソンを空振り三振、バティスタを左飛と完璧な投球を披露し、見事に期待に応えた。レッドソックスは8、9回の2イニングを左腕ロビー・ロスが抑え、8-4で勝利した。

「バティスタはこの試合でレッドソックスの先発ポーセロから2本塁打を放っており、更なる失点を防ぐために最高のリリーフ投手の一人を投入することは疑問ではない」。記事ではこのように続けつつ、上原が3者凡退の快投を見せたことについて触れ、「ファレル監督の采配が光ったシーンでもあった」と称えた。

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