日ハム大谷の積極走塁に栗山監督も唸る 「翔平らしい。センスがある」
「苦しい時に前に向かって進むのは、チームの姿勢でもある」
野手として前回出場した6日の西武戦(西武プリ)では6回2死の走塁中に両足首をひねった。9回の次打席で代打を送られ、登板予定を9日から10日の楽天戦(コボスタ宮城)に変更したほど。故障の危険性のある積極的な走塁。栗山監督に不安はなかったのか。
「使っている以上は何かを気にしていたら、ケガをする。しっかり積極的に前にいくのは構わない。苦しい時に前に向かって進むのは、チームの姿勢でもある」
この好走塁がチームに流れを呼び、続くレアードの中前安打で本塁生還。レアードも「大谷の好走塁がなければ得点につながっていなかった。リズムをつくるのに良い先制点になった」と称えた。
投手中心で走塁の練習機会は少ない。それでも、大谷は「(故障の)不安はないです。試合に出る以上は(全力疾走を)やらないといけないと思っている」と前を向いた。投げる、打つだけではない。二刀流右腕が足でも高いポテンシャルを見せつけた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count