日本ハム栗山監督、敗戦コメントの裏側 「野球には答えがないから」
ソフト出身大嶋に感じる「熱さ」、「結果を出させてあげたかった」
10日の楽天戦(コボスタ宮城)では早大ソフトボール部出身の大嶋匠をプロ5年目でスタメンに抜擢。2回2死三塁で三飛、5回1死では一飛。1点差の7回2死一、二塁では二ゴロと結果を出せなかった。試合に敗れた後、大嶋の起用について「『状態がいい』と2軍の推薦があった。信頼して使った」と振り返った栗山監督だが、大嶋のルーツを踏まえてのスタメン抜擢だったことも明かしている。
「プロに入って来た時の経緯とか、あいつの頑張りとか。何か1番苦しんできたところがある。人としての熱さや魂が、チームを救ってくれると思ったりすることがある。もちろん、それだけはないんだけどね。いろんな要素があるから。こっちも悔しかった。結果を出させてあげたかった」
チームは13日までの15試合で6勝9敗。陽岱鋼、有原航平ら主力級の故障者が続出し、首位・ロッテとは4ゲーム差の5位と苦しんでいる。
「選手が一番いい時はキラキラと輝いている時。選手を輝かせるために、こちらが間違ってはいけない」
苦悩の先に栄光があると信じ、栗山監督はチームを前進させていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count