「開幕」から約1か月 ファームで奮闘するパ・リーグ若手選手の現在は?
オリックスは浮上のきっかけをつかめるか、悩める将来の主軸は?
オリックスは2軍もやや停滞気味。21日現在で5勝16敗1分、チーム打率が.214、チーム防御率も4.56と、まだ開幕1か月ではあるものの深刻だ。
そんな中でも光明と言えるのが、ルーキー・塚田貴之投手。12試合で2勝1敗、17回1/3で与四球6、14奪三振、防御率2.08という成績で、早くも支配下登録を勝ち取った。オリックスは1軍もチーム防御率が5.12(21日現在)という状況。このままアピールを続けて、1軍入りを狙う。
新たに「タマホームスタジアム筑後」へ本拠を移した福岡ソフトバンクは、12勝12敗2分。66勝35敗9分、貯金31というぶっちぎりの状態だった昨年に比べると、やや落ち着いた印象だ。
「若鷹」の注目は上林誠知選手。プロ2年目の昨年はプロ初ホームランが満塁弾というド派手なデビューとなり、オフには台湾で行われたアジアウインターリーグでも経験を積んだ。21日現在、26試合に出場して打率.222。ホームラン数はチームトップタイの3本となっているが、同じくウインターリーグに参加した真砂勇介は同じホームラン数3本ながら26試合で打率.308と好調で、対照的な結果。ファン、首脳陣の期待も高い好打者の本領発揮はいつとなるのか、「目覚め」の時を待ちたい。
待望の一発!! ホークス・上林 今季1号となる3ラン!! 【動画:パ・リーグTV】
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部●文