本命はノーノー右腕も…前田健太、次回登板の結果次第で月間MVPも!?
マーリンズ戦ではイチローとの初対戦が実現!?
アリエッタは本拠地リグレー・フィールドでキャリア通算34試合に登板し、19勝7敗、防御率1.94と抜群の強さを誇る。昨季から本拠地6連勝中で、その間は44回2/3を無失点と圧巻の投球を続けている。ただ、アリエッタがこの試合で崩れて黒星に終わるようなことがあると、前田が最有力候補に浮上する。
また、アリエッタと同僚のジェイソン・ハメルも、4試合で3勝無敗、防御率は前田に次ぐリーグ2位の0.75としており、月間MVP獲得へのライバルとなる。ハメルも4月最終日の30日(同5月1日)ブレーブス戦に登板予定で、その時点ですでに4月最後の登板を終えている前田、アリエッタの結果次第では、大きな可能性を持ってマウンドに上がることになる。
4試合登板で2勝無敗のクレイトン・カーショー(ドジャース)は防御率1.50と好成績を残しおり、4月中にもう1試合登板を残しているが、前田、アリエッタ、ハメルの3人がそろって崩れないかぎり、厳しそうだ。
前田が月間MVPを獲得するためには、当然、28日のマーリンズ戦で好投することが最低条件となる。相手先発はエース右腕のホセ・フェルナンデスとなる見込み。ただ、フェルナンデスは今季、1勝2敗、防御率4.37と本調子ではなく、前田が過去4試合と同じように好投すれば、勝ち星を手にする可能性は高そうだ。防御率を悪化させないためには、大砲スタントンの一発も要注意となる。イチロー外野手との初対戦が実現するかにも注目が集まる一戦だ。
メジャーの好投手を抑え、前田がいきなり月間MVPの栄誉に輝くことはあるのか。デビュー5試合目の登板からも、目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count