日ハム栗山監督明かす スタメン落ち危機だった大谷をDH起用した理由は?

「本当にチームには岱鋼の守りは必要。そこが一番重要だった」

 陽岱鋼の左足首は万全ではない。24日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の2回1死で左翼線二塁打を放った際には、左足を引きずるようにして二塁ベースに到達。その後も出場を続けたが、走塁後に一時ベンチ裏へ治療に向かうほどだった。

 9日の楽天戦(コボスタ宮城)で左足首を捻挫した陽岱鋼は、21日の西武戦(札幌ドーム)からスタメン復帰。DHでの出場を続いていたが、本来は12年から3年連続で外野手部門のゴールデングラブ賞に輝いた守備の名手だ。「DH・大谷」は、陽岱鋼を守備に早期復帰させるための手段だったという。

「岱鋼を今日明日、代打にしてあげれば、(29日まで)4日間休める。岱鋼も一生懸命やってくれているが、(走塁中の)痛みを繰り返していると、いつまでたっても守れない。塩見から2本打っているし、使いたいのは山々だけど、本当にチームには岱鋼の守りは必要。そこが一番重要だった」

 大谷は2打数無安打。一方、陽岱鋼の出場はなかった。栗山監督から常々「チームの主役」と期待される陽岱鋼。完全復活が待たれるところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY