日ハム栗山監督、初勝利目指す大谷に“お願い” 「自分のことを捨てて…」

前日の試合では浅間の粘りを評価、「何が欲しいかというと、『がむしゃらな姿』」

「我々はチャレンジャー。若いチームなんだから、がむしゃらに勝負しないと何も生まれない。がむしゃらに野球をやるとは、どういうことか。苦しい時、うまくいかない時ほど野球を出来る喜びを感じてやるしかない。こっち(首脳陣)が出来ることは、選手に姿を見せられるようにやるだけ。選手に気付いてもらえるように」

 決死の采配も実らず、試合は1-5で敗れた。その中で評価したのは、この日1軍昇格即スタメンだった浅間の2打席連続三振だ。2回1死二塁ではファーストストライクから3球ファウルで粘ったが、見逃し三振。4回1死二塁でも初球から振っていき、1ボール2ストライクから5球ファウルで粘った。11球目で空振り三振したが、栗山監督の目には好意的に映った。

「何が欲しいかというと、『がむしゃらな姿』。一生懸命なんとかしようとしながらの三振は意味があったと思う。それが次の安打(8回2死で中前安打)につながっている。結果は出した方がいいけど、若いチームでがむしゃらな姿が見られなかったら、野球をやっている意味がない。まずは姿を見せることが大事」

 前回登板で右手のマメを悪化させるなど決して万全とは言えない二刀流。待望の初勝利をかけたマウンドで、栗山監督の熱い思いは届くのか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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