2016年は守護神“受難”の年!? 各球団のクローザーの成績は?
巨人澤村は菅野の登板試合で2戦連続勝ち星を消す
【楽天】
◯松井裕樹
13試合登板、0勝0敗6セーブ、防御率3.46
4月1日の西武戦(コボスタ宮城)から4試合連続セーブも、同17日のソフトバ ンク戦(ヤフオクドーム)で4点リードの9回に代打・吉村の3ランなどで4失点した。失点した試合は13試合中2試合で計5失点。
【西武】
◯増田達至
11試合登板、1勝1敗5セーブ、防御率2.38
4月8日のロッテ戦(QVCマリン)から3試合連続セーブを挙げたが、同22日の楽天戦(西武プリンス)では2点リードの9回から救援も3失点で負け投手に。翌23日の同カードから4試合連続無失点中。失点した試合は11試合中2試合で計4失点。
【オリックス】
◯平野佳寿
14試合登板、1勝2敗6セーブ、防御率1.84
守護神候補だった新外国人のコーディエが2軍落ちし、抑えに。4月14日の日本ハム戦(京セラドーム大阪 )から3試合連続セーブを記録した。同23日のロッテ戦(QVCマリン)、同29日の楽天戦(京セラドーム大阪)と共に同点の9回に失点し黒星。それでも、同24日のロッテ戦(QVCマリン)で4セーブ目を挙げ、史上3人目の100セーブ&100ホールドを達成した。失点した試合は14試合中3試合で計3失点。
【巨人】
◯澤村拓一
15試合登板、3勝0敗8セーブ、防御率2.25
開幕から3試合連続でセーブを挙げた。4月3日の広島戦(マツダスタジアム)からイニングまたぎ2試合を含む5試合連続無失点と活躍したが、同22日のDeNA戦(東京ドーム)、同28日の阪神戦(甲子園)で菅野の勝ち星を消してしまった。失点した試合は15試合中4試合で計4失点。
【広島】
◯中崎翔太
13試合登板、0勝1敗7セーブ、防御率2.77
4月8日の阪神戦(甲子園)で失策が絡み4安打2失点(自責0)で逆転サヨナラ負けしたものの、同10日の阪神戦(甲子園)から4試合連続セーブを挙げた。失点した試合は13試合中4試合で計6失点。
■ヤクルトのオンドルセクは唯一の防御率0.00
【中日】
◯福谷浩司
15試合登板、1勝0敗6セーブ、防御率2.02
開幕から9試合連続無失点。4月23日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)では2点差の9回にバレンティンのソロを浴び、2死から大引を四球で歩かせたところで岩瀬にスイッチ。そのベテラン左腕が逆転3ランを浴びた。失点した試合は15試合中2試合で計3失点。
【ヤクルト】
◯オンドルセク
12試合登板、0勝0敗7セーブ、防御率0.00
大リーグ移籍したバーネットに代わり、今季からストッパーに。開幕から12試合連続無失点中。状態は良く、4月30日の巨人戦(神宮)ではわずか3人で試合を終えた。失点した試合は12試合中なし。
【阪神】
◯マテオ
14試合登板、0勝1敗7セーブ、防御率1.76
昨季守護神の呉昇桓が大リーグ移籍し、開幕から抑え。3月31日のヤクルト戦(神宮)ではシーズン序盤では異例の3イニングを投げ1失点。4月16日の中日戦(ナゴヤドーム)で2失点し逆転サヨナラ負けを喫したものの、5試合連続無失点と状態を上げている。失点した試合は14試合中2試合で計3失点。
【DeNA】
◯山崎 康晃
10試合登板、0勝1敗4セーブ、防御率2.89
開幕から5試合連続無失点。4月17日のヤクルト戦(松山)で2点リードの9回に4安打3失点(自責0)で逆転サヨナラ負け。チームが低迷しているため、セーブ機会で投げる試合が多くない。失点した試合は10試合中3試合で計6失点。
抑えの投手たちが目立つシーズン序盤。各球団はリリーバーをいち早く立て直し、ペナントレースを抜け出したいところだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count