川崎宗則、「1本塁打クラブ」に選出!? 「カーテンコールを巻き起こした」

川崎は「今季のスプリングトレーニング時に3ランを放った際にも観客は熱狂の渦に」

 そして、コロンと同時代にプレーしている選手の中から、「1本塁打クラブ」を代表する10人を選出。そのメンバーは以下の通りだ。

10位、ランディー・ジョンソン(投手)
9位、ハビアー・バスケス(投手)
8位、コール・ハメルズ(投手)
7位、川崎宗則(内野手)
6位、アーロン・ハラング(投手)
5位、ロイ・オズワルト(投手)
4位、エマニュエル・バリス(内野手)
3位、ジョーイ・ギャスライト(外野手)
2位、ジェイソン・タイナー(外野手)
1位、トム・グラビン(投手)

 投手陣が多い中、川崎は7位で選出。寸評では「2012年に日本からMLBへやってきた34歳の内野手は、今季のほとんどをカブスの3Aでプレーしているため、今季は2打席しか加えていない。しかし、もしこのまま1本塁打のみとなると、それはトロントの本拠地でカーテンコールを巻き起こした、2013年6月21日の同点2ランとなる」と紹介している。

 記事では、川崎のメジャーキャリアで唯一の本塁打の動画も掲載。オリオールズ戦の7回、2点を追う2死一塁の場面で、川崎はライトへ同点2ランを放った。すでにトロントで絶大な人気を誇っていた日本人内野手の一発は本拠地の大熱狂を呼び、場内はスタンディングオベーションに。ダッグアウトに戻った川崎は、ベンチから飛び出してカーテンコールに応えていた。

 寸評ではさらに、「人気者の川崎が今季のスプリングトレーニング時に3ランを放った際にも観客は熱狂の渦となり、チームメイトはサイレントトリートメントで彼を出迎えた」と紹介。マイナー契約(当時)で招待選手としてカブスのキャンプに参加し、好成績を残しながら開幕メジャーを逃した川崎は、マイナー行きを告げられた直後の試合で一発を放ち、オープン戦とは思えない大歓声を浴びていた。

 現在はマイナーでプレーしているが、絶好調のカブスを率いるマドン監督は、選手としても確かな実力を持つ川崎の力がシーズン中に必ず必要になると明言している。底抜けに明るいキャラクターで新天地でも早速、人気者となっている川崎。今季中に「1本塁打クラブ」を退会するような活躍に期待したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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