ホークス黄金ルーキーの初陣近づく ドラ1高橋純平、実戦への道のり
新人合同自主トレで発症した左すねの痛み
契約金1億円、年俸1500万円プラス出来高(金額は推定)。同球団の高卒新人としては、2001年の寺原隼人以来となる最高条件での契約。18歳とは思えないほど、しっかりと自らの考えを言葉に出来るコメント力とスマートさ、そして、端正なマスクから、新たな球界のスターになり得る存在としての期待されていた。
1月。プロとしての第1歩を踏み出した新人合同自主トレ。プロでの希望に満ちあふれるはずの初日に、いきなりアクシデントに襲われた。左すねに痛みを感じてリタイア。以後、別メニューでの調整を余儀なくされた。
痛みこそそれほど長引かなかったが、それを招いた原因が厄介だった。
夏に痛めた左太もも裏の状態が思った以上に深刻だったのだ。完治しきっておらず、その間に知らず知らずのうちに左脚をかばう動きが染みつき、体のバランスを崩していた。それによって、負担がかかり、左すねに痛みが出た。