ホークスのドラ1高橋純平、2軍戦で“ほろ苦”実戦デビューも「勉強できた」
試合後の自己分析で「セットでの真っ直ぐに課題」
明らかな抜け球もあったし、ボークも宣告された(その球を本塁打されたため、記録上ボークは取り消し)。2イニング目には、連続四球などで満塁のピンチも背負った。ただ、高橋にとっては、侍ジャパンU18の一員として投げた2015年9月5日以来、266日ぶりの実戦登板。加えてプロ初の公式戦ということを考えれば、これからの可能性を十分に感じさせる42球だったといっていいだろう。
「(本塁打を打たれた球は)投げる途中でボークだと分かったので、途中で抜いてしまった。倉野コーチには、ボール球を投げるつもりで投げないとダメだと言われました。(ボークを取られないように)セット(ポジション)の時間を長くして、フォームとリズムが崩れてしまいました。セットからの四球2つが余計だったと思います」
さらにドラ1右腕は、2イニングを投げた中で自分なりの課題も見つけたと語る。
「野球はチームプレーですが、個人がしっかりしていないとチームとしての息が合わない。ボクと野手のみなさんだったり、ボクと細川さんだったり、リズム的に歩調を合わせられなかったのが今後の課題です。自分のストレートで思ったよりも空振りが取れましたが、セットでの真っ直ぐにも課題がありますね。初めての登板で、多くのケースを勉強できたし、3軍制がある中、2軍で投げさせていただいたことには感謝しています」