SB城所、パの灯を消しかねない超美技 直後に松田が決勝弾でロッテを3タテ
8回にピンチでダイビングキャッチ、「ホームランより価値がある」
パ・リーグの灯を消しかねないスーパープレーが同点の8回に飛び出した。29日の敵地ロッテ戦。無死一塁でデスパイネの打球は完全に右中間を破るかと思われたが、ソフトバンクのライト城所が体を目いっぱい伸ばしてダイビングキャッチ。起き上がりざま一塁に投げてダブルプレーとなり、もう三塁を回りかけていた一塁走者の角中は茫然とするしかなかった。
7回にロッテ井口の劇的な代打同点2ランが出て、試合は4-4の振り出しに。しかし、城所のファインプレーが、今季18回目の逆転勝ちを確信したロッテファンを絶望の底に落とした。
ソフトバンク飯田外野守備走塁コーチは興奮気味の面持ちで絶賛した。「あれが今日の決め手。ホームランより価値がある」。一塁に勝ち越しのランナーがいたため、右中間を狭まていたのはあるが、めったに見られない超美技だった。