周囲の評価覆す急成長 オコエ瑠偉はいかにして進化を遂げたのか
周囲の見方を覆しつつある成長
入団当初、1位指名とはいえ、1軍で活躍するのは2~3年後になるだろうというのが大半の見方だったが、それも裏切られつつある。
決勝で米国に敗れたU-18W杯の解団式でのこと。西谷監督が「野球が復活すれば、東京五輪で侍ジャパンに入れるように」と語りかけ、オコエは「同じメンバーで米国にリベンジしましょう」と呼びかけた。
その東京五輪で野球・ソフトボールが復活することが3日に決定的となり「自分の夢として、オリンピック選手になってみたい。そうなれるよう頑張る」と期待に胸を膨らませた。
2020年は23歳を迎える。わずか1年前に「育成レベル」の評価を受けながら今、ドラ1ルーキーとして1軍で躍動しているオコエ。誰にも予測できない成長を見せてきたこの男なら、誰にも予測できない選手となって日の丸を背負っているかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count