ハム栗山監督が称賛する斎藤佑の“支配力” 交流戦中の先発再転向あるか

2軍調整の加藤の代役は「いろんな可能性がある」

 また、この日、先発ローテを任されてきた新人左腕・加藤が2軍再調整となった。2日のヤクルト戦(札幌ドーム)での投球中に左スネに打球を受けた影響だが、斎藤には6連戦が続く交流戦中に先発復帰する可能性もある。試合前、栗山監督は加藤の代役について、広い視野で模索する考えを明かした。

「いろんな可能性があるよね。(代役を)下(2軍)から呼ぶのもいいし、(1軍の)中継ぎを使うことも考えている。しっかり考えます」

 栗山監督はこれまでに先発6番手候補について、1軍ブルペンで待機する斎藤や高梨、2軍の新垣や中村勝の名前を挙げていた。斎藤は1軍5試合救援で防御率3・38と好投を続けているものの、2軍では先発ローテで回っていた。斎藤が先発復帰する可能性も十分ありそうだ。

 チームは4-5でカード初戦を落とし、首位・ソフトバンクとは最大8・5ゲーム差に広がった。

「打てる手は全て打ったつもり。もう1つ何かが足りないということ。野球ファンをワクワクさせる試合にはなったけど、相手を追いつめているわけだから勝ちきらないといけない」

 交流戦で斎藤の先発再転向はあるのか。栗山監督の今後の決断に注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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