ハム大谷翔平、高校時代に培った死球対策 インコース攻めも“歓迎”

死球で故障しない技術、「手首に当てるのが一番危ない」

「高校で(死球のよけ方の)練習してました。(練習では)当たっても大丈夫なボールを使ってやってました。背中は基本的に大きい筋肉が付いているので、重傷にはならない。手首に当てるのが一番危ない」

 そこまで計算した上で広背筋に受けたのか――。いずれにしても、死球で故障しない技術を見せたことは確かだ。その上でインコース攻めを“歓迎”するコメントまで残した。

「去年も内角に来てましたけど、自分は内角甘めが得意だと思っているし、勝手にヒットになるコース。これからは内角の厳しいところに来てもさばけるように練習していきたいですし、最近はうまく打てている。いい方向には来ていると思います」

 昨年12月11日に都内のホテルで行われた「プロ野球最優秀バッテリー賞」。大谷は同賞の選考委員を務める野球評論家の張本勲氏から「100年に1人の投手。気の強い投手なら、死球を当ててくる。米国へ行く前に、このままなら故障する。早く投手一本で」と、投手に専念するように説かれていた。だが、大谷が死球で故障をしない技術を完全習得しているとしたら……。球界大物の心配も杞憂に終わるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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