ゴジラ砲復活! 松井秀喜氏がNYファンを沸かす豪快な1発

現役復帰の可能性も? 「1試合もたずにDL入りする」

 不思議な縁もあった。記事によると、渡米前の松井が初めてヤンキースタジアムで試合観戦をした時、1999年ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦のレッドソックス戦で先発したのがコーンだったという。松井は「あの試合を見て、ここでプレーしたいと思った。だから、こういうことができたのは、自分にとっては一生の思い出になります」と通訳を介して喜びを語ったという。

 記事では、松井のジョーク好きな一面も紹介。5年前のOB戦でも被弾しているコーンが真っ直ぐを投げてくると見ていた松井は「予定通りですよ」とニヤリ。さらに、「監督の指示」とされる初球の危険球は、実は試合前に松井が「(1999年に)初めて彼のピッチングを見た時に、これなら打てると思ったって言ったから」だという裏話を披露したそうだ。「あれは彼から僕に対する警告ですね。予定外でした」と話したという。

 現役引退も草野球チームに参加し、右打席ではあるがバットを振っているという松井。メジャー通算175本塁打、日米通算507本塁打を放った松井の衰え知らずの1発に「現役復帰の可能性は?」と質問が飛んだが、「1試合持たずにDL(故障者リスト)入りする」と笑い飛ばしたそうだ。現在は、キャッシュマンGMの特別アドバイザーとして、傘下マイナー球団で若手選手に打撃指導。「自分にとって勉強になる。若い選手を指導するのは楽しい」とコメントしており、指導者としての道を着々と歩んでいる様子が伝えられている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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