昨季大失速の交流戦で躍進 今年のDeNAはなぜ勝てるのか?
リーグ首位の広島とは2ゲーム差
さらにチームトップタイの14本塁打を放っていた5番・ロペスが左足親指の骨折により離脱した中、代わって一塁に入った4年目・宮崎が2試合連続本塁打中。頼れる主砲の穴を埋める活躍もめざましい。
最大11の借金生活に陥っていた春先、ラミレス監督は「投打がかみ合う時が来る。そうなれば、状況も変わる」と言い続けていた。4番・筒香の存在はもちろん大きいが、助っ人や脇役を含めて機能している。まさに今、チームが一つとなって、快進撃が生まれている印象だ。
首位で突入した昨季とは対照的に、守るものがない最下位からスタートしたことも、要因としてあるだろう。
リーグ首位の広島とは2ゲーム差。交流戦は残り、現在7位の日本ハム、5位の楽天の2カードで、首位を狙えるチャンスも十分ある。ついに歯車がかみ合い始めたDeNA。もう、交流戦が鬼門とは言わせない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count