昨季大失速の交流戦で躍進 今年のDeNAはなぜ勝てるのか?

昨季の3勝14敗1分から今季は7勝5敗、12試合を終えて交流戦は4位

 全6カードのうち、4カードが終了したセ・パ交流戦。佳境に入った戦いの中で、昨季とは大きく異なる戦いぶりを見せているチームがある。それが、DeNAだ。

 12試合を終えて7勝5敗で12球団中4位。この数字だけなら特筆すべきものではないが、注目は昨季の成績である。3勝14敗1分で12球団最下位。首位で交流戦に突入しながら、大失速する要因となっていたから、今年の奮闘ぶりは大躍進と言っていいだろう。

 ここまでロッテ、オリックスに3タテを飾った。12日はセ6球団で唯一勝利し、4位で突入した交流戦で単独2位に浮上。一体、なぜDeNAは今年ここまで交流戦で勝てるのか、探った。

 なんといっても、リーグトップの御率3.02を誇る投手陣の力が大きい。とりわけ、中堅からベテランが存在感を放っている。

 交流戦から先発ローテに戻った久保康は、10日のオリックス戦で8回途中1失点と好投し、交流戦歴代3位タイとなる通算22勝目をマーク。ロッテ、阪神、DeNAと渡り歩き、セ・パ両球団で2桁勝利という史上初の快挙を35歳のベテランがやってのけた。

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