四国IL選抜、ジャッカルズとのタイブレーク制す 北米遠征通算3勝2敗に
北米遠征第5戦でジャッカルズと対戦
現在、北米強豪独立リーグ「キャナディアン・アメリカンリーグ(以下、キャンナムリーグ)」の公式戦参戦中の「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。サセックスカウンティー・マイナーズとの4連戦を2勝2敗で終え、移動日で英気を養った後の第5戦は、キャンナムリーグでロックランド・ボールダーズと激しい首位争いを演じているニュージャージー・ジャッカルズと対戦した。
昨年の対戦成績は1勝2敗。彼らにとって正念場ともいえる3連戦初戦は14日20時05分(日本時間15日8時5分)から、ニュージャージー州リトルフォースのヨギ・ベラスタジアムで行われた。
第1戦先発で5回1失点と好投した香川オリーブガイナーズの右サイドハンド・原田宥希がこの日、中4日で再びカード初戦の先発を任された。外角ギリギリにコントロールされた130キロ中盤のストレートとキレのあるスライダーでストライクを先行。捕手からボールを受け取るや否や、すぐに投球動作に入るテンポの速さ。これが強打ニュージャージー・ジャッカルズ打撃陣のタイミングを大いに狂わせた。
4回まではわずか59球で無失点。5回裏2死からは相手の2番に甘く入ったストレートを捉えられ先制本塁打を許し、6回裏にも1死三塁から内野ゴロの間に1点を失ったが、6回で92球を投げ、打者25人に対し被安打4、奪三振5、与四死球2、2失点と先発投手としての役割を十二分に果たした。
そして6回表、通常の概念にとらわれない「KABUKI SPIRITS!」を掲げる「四国アイランドリーグplus ALL STARS」、通称「カブキJAPAN」打線がついに「勝機一瞬」をとらえた。