四国IL選抜、ジャッカルズとのタイブレーク制す 北米遠征通算3勝2敗に
中島監督「嫌な流れを断ち切ることができた」
これで通算成績3勝2敗としたカブキJAPAN。一瞬の勝機をさらに広げるべく挑むニュージャージー・ジャッカルズの3連戦2戦目は、現地時間15日11時05分(日本時間16日0時05分)から行われる予定だ。
四国アイランドリーグplus ALL STARS 000 003 000 03 6
ニュージャージー・ジャッカルズ 000 011 010 00 3
四国:原田、佐藤、平良、間曽-鶴田、垂井
ジャッカルズ:Pavlik、Brantley、Stock、Jose、Cruz、Caceres-Stock
○中島輝士監督
「またタイブレークにもつれたけれども、前の2試合がサヨナラ負けという嫌な流れを断ち切ることができたと思います。今日は6連戦の頭だから、できるだけピッチャーは使いたくなかった。佐藤宏樹(愛媛マンダリンパイレーツ)の調子はいいし、先発の原田宥希(香川オリーブガイナーズ)も6回を投げてくれて良かった。ただ、終盤の8回裏に三番打者に同点ホームランを打たれた場面は、バッテリーがもうちょっと考えてほしかったし、11回裏に1点を失う二塁打を部分も1ボール2ストライクと追い込んでから。ここも、もっと厳しいコースに投げないといけない。防げるところをしっかり防がないと、こういう苦しいゲームになりますね。鶴田都貴(愛媛マンダリンパイレーツ)にしても垂井祐樹(徳島インディゴソックス)にしても、終盤大事なところの配球はよく考えないと。インサイドを突くのはいいけど、本当に注意して行かないといけないです。一歩間違えば危ない結果が待っているので」
○間曽晃平(香川OG)
「前回登板(第4戦・2番手で2回3分の1を投げ2失点)の失敗からはしっかり切り替えられていました。その時はコントロールを重視しすぎた部分があったので、腕を振って行こうという気持ちで。今日は真っすぐも行っていましたし、スライダーのキレも戻ってきました。(11回裏は)点差もあったので、1人1人獲って行けば大丈夫だなって気持ちだったんですけど、投げ切れなかった部分があって。その分だけ浮いたのがヒットになっちゃった。
それでも、マウンドに来た伊藤秀範コーチからは「任しているから」と言われましたし、僕自身も、1点返されてもまだ大丈夫だったので「シングルヒットOK」くらいの気持ちでいきました」
○小林義弘(徳島IS)
「キャンナムリーグのピッチャーの球は真っすぐが動くんです。これまではそこを気にしすぎて、振りに行けてなかったんですよ。消極的になって。追い込まれるケースが多かった。なので、今日は思い切っていきました。周りからも「どんどん振っていけ!」って言われて。動くボールを気にしなくなったというか、慣れてきたというか。そこが大きいなと思います。(11回表・タイブレークの場面では)自分のなかでは三振かヒット、外野フライを考えていました。その反面「内野ゴロだけは絶対ダメ。ゲッツーは獲られたくない」場面だったので、結果的に三振でもいいし。左ピッチャーだったので、ショートの頭の上を意識していました」
(記事提供:独立リーグドットコム)
【了】
独立リーグドットコム編集部●文