四国IL選抜の北米遠征で奮闘中 27歳右腕が肌で感じる日米の野球の違い

松本英明がキャンナムリーグ強打者との「真剣勝負」で想うこと

 いまや四国アイランドリーグplusを代表する大型右腕といっても過言ではないだろう。兵庫・育英高からNOMOベースボールクラブ・関西メディカルスポーツ学院を経て、今年で高知ファイティングドッグス入団5年目を迎える松本英明・27歳。180センチ84キロの堂々たる体格を利した重いストレートと、ストレートと同じ腕ふりから放つチェンジアップを武器に昨年は前期5勝無敗。通算でも過去最高成績の6勝6敗をあげた。

 2016年前期も苦しいチーム状況にあっても先発ローテーションの柱で10試合に登板しリーグトップの68回を投げ5勝4敗・防御率2.12(リーグ6位)と貫禄の成績を残している松本。では、昨年に引き続き「四国アイランドリーグplus ALL STARS」の一員として先発を任される彼は、どんな想いをもって北米での戦いに挑んでいるのだろうか?

――北米遠征も10試合(現地時間6月19日現在)が終わりました。松本投手は、ここまで2試合に先発登板し1勝1敗・防御率3.65の成績を残しています。そこで松本投手、最初に昨年の経験を踏まえ、まず今年北米遠征でやろうとしていることは?

「昨年は調子がよい(前期5勝0敗)状態で挑んだところ、ストレートを痛打されました。ですので、今年はそのリベンジも兼ねてストレートをより活かすために、どんな配球をしていくかを課題として臨んでいます。ここまでの2試合についてですが、1試合目は(サセックスカウンティー・マイナーズとの2戦目・先発5回で1失点。自責点0)は実はそんなに調子がよくなく、探りながらの投球でした。それでも一番自信のあるチェンジアップとスライダーを交えながら、ストレートで空振りを取りにいきましたが、空振りは取れずボールの感覚を思い出しながらも抑えられたという感じです」

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