四国IL選抜の北米遠征で奮闘中 27歳右腕が肌で感じる日米の野球の違い
「投げれば必ず勝つ」存在に
――帰国すれば後期日程、そしてドラフトもあります。その到達点を目指すため、松本 英明投手の既存の価値観にとらわれずチャレンジする「KABUKI SPIRITS!」とは?
「この北米遠征を通じ、マウンドばかりでなく生活面でも勉強させられる部分が多いし、新たな発見もあるので。ここを野球や生活面で活かしていきたいです」
――最後に残る北米遠征と到達点へ向けての力強い抱負をお願いします。
「北米遠征ではローテーション通りならばあと2試合くらい先発があると思うので、そこですべて勝つこと。後期は高知ファイティングドッグスの柱として。期待を頂いていると思っていますし、昨年は後期まったく勝てなくなったので『松本が投げれば必ず勝つ』と言われるようなピッチングを心がけて頑張っていきたいです」
<あとがき>
口調は淡々、しかし目には力が宿る。松本英明の「秘めた闘志」を感じるインタビューとなった。20歳代前半が半数を占める「四国アイランドリーグplus ALL STARS」投手陣をけん引する存在としても、もちろん前期最下位からの逆襲を期す駒田高知ファイティングドッグスの絶対エースとしても右腕にかかる期待は大きい。ただ、それすらも「勉強」として吸収している懐の深さを感じる。そういえば、松本英明はついに「KABUKI SPIRITS!」の全貌を話すことはなかった。ただ、その顔にはこう書いてある。「これからのマウンドで答えは出します」と。
(記事提供:独立リーグドットコム)
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独立リーグドットコム編集部●文