巨人ドラ5ルーキー山本が存在感 その裏にあった新任コーチの助言
ここまで17打数7安打、アピール続けるG山本
巨人のドラフト5位ルーキー・山本泰寛内野手がチームに新しい風を吹かせている。5月1日のヤクルト戦(神宮)でプロ初打席初安打。チーム事情で1度は2軍降格したが、6月12日からケガのクルーズに代わり再び1軍に昇格。下半身主導の思い切りの良いスイングでここまで17打数7安打、打率4割1分2厘。2試合連続マルチ安打中。打って、走って、守ってとアピールを続けている。
山本は高橋由伸監督と同じ慶応大学から今年、入団した新人選手。開幕は2軍ながら、1番打者で起用され、力をつけてきた。甘いマスクの持ち主で、ジワジワと人気も上昇中だ。
キャンプから開幕にかけてはプロに慣れることで精いっぱい。高い野球センスを持っているが、パワーやスピードについていけなかった。バットを振る体力をつけるために毎日、クタクタになるまでスイングした。イースタン・リーグの試合終了後には特守も当たり前のように行った。「僕は1番、新人の中でも無名な選手です。まだまだです」と自分の立ち位置を謙虚に受け止め、1軍でも活躍を信じて、取り組んでいた。
打撃に変化があったのは4月末だった。