キューバ旋風の次は韓国旋風がメジャー上陸? 米紙「屈指のお買い得品」
元MLBスカウトが証言「レベルは2A」も…「10年前はいなかったスカウトが大挙」
記事では、ナショナルズで長年アジア担当スカウトを務めたビル・シンガー氏に取材をしている。シンガー氏はKBOについて「韓国は長年見過ごされてきた可能性がある。メジャーで活躍する能力のある選手は、アメリカだけではなく全世界にいる。2004年WBCで健闘して以来(原文ママ)、韓国はさらに野球熱が高まった。観客数も増え、試合の質も上がった」と証言。「全体のレベルとしては2A」で「投手層は薄く、トップ打者以外はメジャーで通用するほどのバットスピードはない」としながらも、「10年前には見たこともなかったスカウトたちが、昨年も(KBO視察のために)いた」と、メジャー球団からの注目がうなぎ登りである現実に触れ、今後の韓国人メジャーリーガーが増える可能性を否定しなかったそうだ。
ドミニカ共和国やベネズエラ出身の選手が数多くメジャーで活躍する中、2001年にイチローがメジャー移籍してからは日本人ブームに沸いたが、最近ではオランダ領キュラソーやキューバといったカリブの小国が注目を集めるようになってきた。日本人選手もキューバ人選手もすでに契約には高値がつくようになってしまった今、まだ比較的低額で契約できる韓国人選手のブームが訪れる日も近そうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count