キューバ旋風の次は韓国旋風がメジャー上陸? 米紙「屈指のお買い得品」

米有力紙「KBOからの輸入第1便はMLBでお買い得」と絶賛

 ここ数年はキューバから有望選手が多数亡命し、メジャーで高額契約を結ぶことがトレンドとなっていたが、新たな波が訪れそうな気配がある。韓国人選手の台頭だ。米有力紙「ワシントン・ポスト」電子版では、メジャーで価値観を高める韓国勢について「KBOからの輸入第1便はMLBでお買い得」と題した特集を組んで紹介している。

 メジャーで活躍した韓国人選手と言えば、韓国初のメジャーリーガーとなった朴賛浩や現在レンジャーズで活躍する秋信守が代表的だが、2人はいずれも韓国プロ野球(KBO)を経ずにメジャー球団と契約した経緯を持つ。記事では、1982年にスタートしたKBOは、これまで「メジャーに無視されてきた」と指摘。昨季パイレーツと4年1100万ドル(約11億4500万円)で契約した姜正浩が「スロースタートで懐疑的な意見を煽ったが、パイレーツ屈指の価値ある選手、パワーを持つ万能内野手に成長」し、KBOに対する見方を変えたとしている。

 その結果、今季は元阪神の守護神、呉昇桓がカージナルス、元ソフトバンクの李大浩がマリナーズ、朴炳鎬がツインズ、金賢洙がオリオールズと契約を結び、メジャーにやってきた。約70試合を終えた時点で、パイレーツの姜を含め、いずれの選手もチームに一定の貢献を果たしているが、誰一人として年俸が500万ドルを超えず。ここ2年「KBOはMLBに屈指のお買い得品を送っている」と、メジャー基準では低価格ながらも貢献度の高い韓国人選手を称えている。

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