四国IL選抜、3連勝の後に3連敗 指揮官「今回の北米遠征で一番嫌な負け方」
選手のコメント、小林「自分を含めチームとして、もっと何か策はなかったのかな」
◯中島輝士監督
「今日は今回の北米遠征で一番嫌な負け方ですね。トロワヴィエール・エーグルス相手に前半の7得点を守れなかった。勝敗のポイントはそこ。さらに言えば、4回からずっと抑えられて、1点も取れないのが敗因です。相手もバッティングはいいものを持っている。いくらキャンナムリーグで負けがこんでいるっといっても、ある程度パワーのあるバッターがそろっている。1番から6番までは決して気を抜けない打線。野手の立場からすれば7点取ってから追いつかれると気力がなくなるけど、どこかでもう1点取れないと、こういうゲームになりますね」
◯小林義弘内野手(徳島IS)
「(2回表の先制ソロアーチは)ホームランを狙ってはいなかったんですが、甘いコースに来たのを逃さず振れました。逆に8-8の同点で迎えた9回裏2死二塁(二ゴロで凡退)は甘く見えたんですけど、外国人特有の動くボールでボール1個分ずらされましたね。3回までに7点取ったとはいえ、ピッチャーが良くないときこそ野手がさらに1点を取りにいきたかった。気持ちが切れていたわけじゃないですけど、そのまま終わってしまった。自分を含めチームとして、もっと何か策はなかったのかなと思います」
◯佐藤宏樹投手(愛媛MP)
「(先発2回2/3で4失点降板)投球練習からちょっと今日は『引っ掛け』が多くて。それをうまく修正できなかった。引っ掛けないようにと思って投げたら、甘く入ってしまって。打たれたのはコースが高かったです。悪いときは誰でもありますが、それをどう修正していくか。その引き出しが僕にはまだ少ない。ちょっとずつ『悪いときにどうするか』を見つけていきながら。ちゃんとピッチングできれば大丈夫だと思うので、今後はしっかり修正できるようにしていきたいですね」
◯間曽晃平投手(香川OG)
「この北米遠征で、色々なピッチャー、特に相手というよりも普段は他球団のいろんなタイプ、いろんな投げ方のピッチャーを近くで見て、いい刺激を受けていろいろ試せています。試せた部分が今日はいいほうに出ました。昨日はキャッチボールでいい感じでした。今回の北米遠征では体のキレをマウンドで出したいと思っていたので、それが前回よりは出せたと思います。試合全体を振り返るとバッターが7点取ってくれたのに、ピッチャーが粘れなかった。ただ、そこは持ちつ持たれつなので。バッターが打つときもあれば、ピッチャーが抑えるときもありますし、どっちが『いい、悪い』じゃなくて、しっかり打ってくれたときはしっかり抑える。なかなか打ってもらえないときはしっかり粘る。ピッチャーとしてはそういうふうに感じながらやっていくのが大事だと思います」