ドラ1競合必至? 横浜高のエース右腕・藤平尚真は何がスゴイのか

最速152キロを誇る右腕、ボールはどれも一級品

 高校野球沖縄大会が開幕。抽選会も各地で進み、いよいよ本格的なシーズンが到来する。注目選手の名前もあがる中、横浜(神奈川)の右腕・藤平尚真に対してのプロのスカウトの評価は高く、ドラフト1位候補に挙げる球団も出てきた。この右腕の魅力は一体、どこにあるのだろうか。

 何といっても、一番の魅力はストレート。最速は152キロを投げる。ただ速いだけなく、スタミナも十分。常時140キロ後半を計測し、終盤の勝負所で150キロを投げる試合も見られた。本人も、速いだけはいけないとスライダーの制球も磨き、左打者へのひざ元に鋭く入ってくる。力を入れたときのストレートが高めに抜けることも多いが、どれをとってもボールは一級品だ。

 186センチ、85キロという恵まれた体格も魅力。昨年からこの夏にかけて体重は10キロ増え、下半身の安定感が増した。元々、下半身の強さには定評があった。千葉市シニア時代ですでの最速141キロをマーク。中学時代、陸上をやっており、走り高跳びでジュニアオリンピックで優勝を果たすほどの脚力の持ち主。しっかりとした土台に冬場の走り込みで、強靭なものを作り上げた。

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