ロッテ涌井、エースの自覚 SB相手に6失点も135球完投「一人で投げ切れた」

伊東監督も感謝「涌井が粘りのピッチングをしてくれた。一人でいってくれた」

 また、ローテを変更して、ソフトバンクとの初戦にぶつけたロッテ伊東監督も「初回から集中力があって、涌井が粘りのピッチングをしてくれた。最後はバタバタしたが、一人でいってくれた。まず頭のゲームをとれた。最低でもあとひとつはとって勝ち越したい」と話した。

 ソフトバンク武田が、3回に3連続四球など、信じられない崩れ方だったものの、「自滅してくれた感じだが、それも初回、相手にボールを投げさせた結果。下位打線も機能してくれた」と攻撃陣に大きな手応えを感じている。

 もっとも、最後が伊東監督らしい。涌井は9回2死から4点を失い、なお二塁に走者を置いて柳田を迎えていた。遊ゴロに仕留めて逃げ切ったが、「逆にこちらが教えられたゲーム。最後まであきらめてはいけないということ。そういう気持ちで向かっていくこと」と勝って兜の緒を締めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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