DeNA、快調なリーグ戦再スタートも…その裏で先発投手陣に「異変」!?
期待がかかる山口、2軍にも大ベテラン三浦らが控える
昨年は首位で突入した交流戦で3勝14敗1分けと大苦戦。リーグ戦再開後も悪い流れを取り戻すことができず、最下位に大失速する要因となった。二の舞いを避けるためにも、先発陣の踏ん張りは絶対条件。こういうときこそ、経験豊富な中堅からベテランの力が問われることになるだろう。
その一人が、28日の阪神戦で先発する山口だ。もともと開幕投手に指名され、ラミレス監督から「15勝できる能力はある」と期待されていたエースの働きがチームを左右する。昨年は3勝した4月以降は1勝も挙げることができず、シーズンを通して活躍することが自身の課題でもある。
昨季は1、2軍を含めたトータルの先発陣の層の薄さを露呈したDeNAだが、好投を続けている2年目の右腕・飯塚、14年の開幕投手を務めた三嶋、そしてプロ25年目を迎える大ベテラン・三浦ら、今年はファームでも出場機会をうかがっている選手がいる。7月には9連戦もあり、彼らの力が必要になるときが来るはずだ。
巨人3連戦では5年目の22歳・桑原が2試合連続決勝打を放つなど、打線が好調だったが、もともと打線は水ものと言われている。「オールスターブレイクまでに勝率を5割に戻し、2位に入りたい」と目標を掲げているラミレス監督。疲れが出始めた先発陣をどうやりくりするのか、指揮官の手腕が問われる時が来た。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count