粘りでつかんだ「7勝目」糧に 四国IL選抜がキャンナムリーグ最終戦へ
中島監督「これで呪縛が解けた」
○中島輝士監督
「みんなが一所懸命やった結果、今日勝てたことが本当に喜ばしいことだと思う。精一杯のことをやって負けていましたけど、これで呪縛が解けたと思う。あと2試合なんとかしたいね。今日はミスも目立った。ミスがなければ延長になるようなゲームじゃなかったんだけど、それでも間曽(晃平・香川オリーブガイナーズ)と佐藤(宏樹・愛媛マンダリンパイレーツ)がよく投げたし、岸本(宥希・香川オリーブガイナーズ)も3イニングをタイブレークを含めてしっかり抑えてくれた。今日はこの3人がしっかり守り抜いてくれた。
それとツル(鶴田都貴・愛媛マンダリンパイレーツ)のリードも途中から、ものすごく佐藤と岸本をいい形で引き出してくれたので、良かったと思います」
○佐藤宏樹投手(愛媛MP)
「ツル(鶴田都貴・愛媛マンダリンパイレーツ)さんと一緒に組むのは聞いていたので、リードの通りに。ただただ、腕を振りました。ランナーを背負っている。同点に追いついた後とかいろいろ状況はありましたが、余計なことは考えられないので目の前のバッターを三振に取る。空振りを取る、厳しいボールを投げることだけを心がけて、サイン通りに腕振ることしか考えてなかったです。最後の回(8回裏)に関しては、点を取られなくってラッキーだったなって感じです。それまではしっかり腕が振れて、いいところに投げられていたんですけど、打たれたヒットも全部、空振り狙ったのが抜けて。最後もスライダーがポンと浮いて、たまたまショートフライになった。そこはホントに運が良かったなっていう感じでした。ツルさんからも『この回をしっかり。抜けることが多いから』と言われたんですが、そこをしっかり投げ切ることができなかったのは課題ですね」
○鶴田都貴捕手(愛媛MP)
「(6回表一死二・三塁のピンチで途中出場)最初から苦しい場面だったので、腹を決めて『行くしかないな』と。0点で守り切るのは本当に難しいことなんですけど、それができるように最善の策を練りながらやった結果として『0』を並べられたのはすごく良かったです。昨日である程度はオタワ・チャンピオンズ打線の対応は分かったので。『こいつ、こんな感じ』というイメージはできていました。『打たれたら、しゃあないな』と開き直る反面、『いける!』って部分も半分はありました」
○岸本淳希投手(香川OG)
「昨日はそこで出たかったって気持ちが非常に強かったんですが、投げることができなかった。そこで今日、また一緒の流れが来たなかで起用して頂いたので、1イニングずつ抑えて行こうと全力で投げた結果が良かったと思います。9回裏の最初はちょっと力みすぎて修正できなかったかな。でも(11回裏は)ここで点取られたら、また振り出しに戻るなって自分のなかで考えていて。こういう場面がキャンナムリーグに来てから多いので『必死で抑えて勝とう!』という気持ちで投げました。次も自分のピッチングができれば。勝つピッチングができたらいいなと思います」