日本ハム栗山監督が幻の秘策を明かす「実は中田翔の1番起用も考えていた」

尊敬する名将・三原脩氏の教訓生かした「1番・投手」大谷翔平の起用

 周囲が考えつかないような起用法。尊敬する名将・三原脩の教訓があったようだ。魔術師、知将の異名を執った三原氏は、ヤクルト監督時代の71年に外山義明を「1番・投手」で起用した。3日の大谷はそれ以来45年ぶりの「先発投手1番スタメン」だった。

「1番いい打者が1番を打ったらどうかと、前から言っているよね? それは三原さんの考えがあったのかもしれないね」

 栗山監督が就任した12年以降、大砲・中田は不動の4番。プロ1年目の08年からキャリアを通じて4~8番でスタメンしたことはあるものの、1番スタメンはない。今や侍ジャパンの主軸を張る大砲を1番打者で起用したら、大谷翔平投手の「1番・投手」と同じように仰天オーダーとなっていたに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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