日ハム増井、栗山監督が「命がけで考えて」先発転向 過去の成功例は?
阪神藤川は4年ぶりに復帰した今季開幕から先発転向も…
◯DeNA・山口俊
抑えとして10年30セーブ、11年34セーブと2年連続で大台到達。13年まで救援だったが、14年は開幕から不振で5月に先発転向。同年6月、9月と2度の月間MVPを獲得した。最終的に8勝5敗3ホールド、防御率2.90と好成績を残した。15、16年は先発投手を務めている。
◯阪神・藤川球児
05年に当時のプロ野球記録となるシーズン80試合登板。07年はプロ野球記録の46セーブ。最優秀中継ぎ、最多セーブを各2度受賞した。4年ぶりに阪神に復帰した今季は開幕から先発転向。5試合先発し1勝2敗、防御率6.12。5月中旬からリリーフへ再転向。救援ではここまで19試合登板、2勝3敗2セーブ、7ホールドの成績を残している。
かつては広島の大野豊が88年に沢村賞、最優秀防御率に輝き、91年に最優秀救援投手。97年に最優秀防御率と再び先発タイトルを獲得し、先発、救援で共に結果を出した。
歴代37位タイの通算83セーブを挙げている増井。10年には13試合登板、3勝4敗、防御率4.35と先発を結果を出せなかったが、復活へ向けてシーズン中の大胆な配置転換が功を奏すのか注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count