日ハム増井、栗山監督が「命がけで考えて」先発転向 過去の成功例は?

開幕から不振の守護神が先発へ、過去にリリーフから先発へ配置転換された投手は?

 日本ハムの栗山英樹監督が9日、守護神・増井浩俊投手を抑えに転向させると明かした。8日に1軍練習に参加した増井と会談。後半戦から先発として起用させる方針を伝えたという。栗山監督は「後半、先発させる。命がけで考えた。増井のために、チームが優勝するために何が必要か。日本一になるためのこちらからのお願い」と明かした。

 増井は15年に球団タイ記録の39セーブをマーク。今季は21試合登板で3勝2敗10セーブも、防御率6.30。決め球のフォークの精度が悪く、6月20日から2軍調整となっている。今後はイースタン・リーグで先発し、1軍登板の準備を備える。

 絶対的リリーフから先発と思い切った配置転換。過去にリリーフから先発への配置転換した投手を振り返ってみよう。

◯ソフトバンク・摂津正

 09年は中継ぎとしてファルケンボーグ、馬原孝浩と勝ちパターンを確率。リーグ最多70試合登板、34ホールドで最優秀中継ぎ投手、新人王のタイトルを獲得した。10年は稲尾和久以来となる2年連続70試合登板を達成した。しかし、勤続疲労が心配された11年から先発へ転向。11年14勝、12年17勝、13年15勝、14年10勝、15年10勝と5年連続で2ケタ勝利を挙げた。今季は0勝2敗、防御率9.42。4月8日から2軍調整となっている。

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