【高校野球】高松商の躍進に続け 38年ぶり「四国4商同時甲子園出場」なるか
「新生1期生」で10年ぶり復活を期す高知商
「試合は選手たちも見て刺激を受けていたと思います」
こう語るのは昨年7月末から監督に就任した上田修身監督。1980年の高知商センバツ優勝時の主将であり、阪神・藤川球児投手を高知市立城北中時代に指導したことでも知られる高知商の切り札だ。
県大会2回戦で左腕エース・高橋大(3年、左投左打、170センチ67キロ、高知市立愛宕中出身)が2回で背負った5失点を取り返せず、高知中央に0-6で完封負け。秋の県大会準優勝校にとってはいささか不甲斐ない結果に終わった春を経て、現在では「新しいメンバーが入って競争意識ができてきた」(上田監督)打線強化に加え、髙橋に次ぐ2番手、3番手の育成と高橋自身のメンタル強化を進める高知商。新入部員も26人が加わり、83人の大所帯で日々の練習に励んでいる。
「本当の1期生に自分の考えを理解してもらう」。上田監督の夏初采配。混戦模様の高知大会で10年ぶりの甲子園出場を決めにいく。