各ポジションで選出、ホークス独走のパ・リーグ前半戦で際立った選手は?
全試合でホークスの4番務めた内川、田中賢は守備も安定
【捕手】
ロッテ・田村龍弘
81試合出場、打率.276、1本塁打、26打点
5月まで打率1割台だったが、交流戦中の6月から打撃開眼。6月は打率4割、1本塁打、13打点で6月度の月間MVPを獲得。パ・リーグ捕手の月間MVPは04年6月度の城島健司(ダイエー)以来12年ぶり、ロッテ捕手では92年4月度の青柳進以来24年ぶりだった。
【一塁手】
ソフトバンク・内川聖一
83試合出場、打率.313、13本塁打、67打点
開幕から全試合4番。打率リーグ4位、打点リーグ2位、本塁打リーグ8位タイと好成績。リーグ5位の得点圏打率.323と勝負強さを発揮し、打線を牽引した。昨季で打率3割以上が7年連続で途切れたが、2年ぶりの大台へ順調だ。
【二塁手】
日本ハム・田中賢介
83試合出場、打率.314、2本塁打、42打点
打率リーグ3位、打点リーグ11位、16盗塁はリーグ4位タイ。得点圏打率.358と勝負強さを発揮した。7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)では9回2死から同点弾を放ち、球団最長タイ14連勝に貢献。4失策と守備も安定。派手さはないが、堅実な仕事ぶりを見せている。
【三塁手】
日本ハム・レアード
83試合出場、打率.283、25本塁打、56打点
打率こそリーグ13位だが、本塁打リーグ2位、打点リーグ5位。本塁打を放った際に見せる寿司を握るパフォーマンスも定着した。リーグ26位の得点圏打率.229を改善できれば、自身初タイトル奪取も見えてくる。
【遊撃手】
ソフトバンク・今宮健太
81試合出場、打率.265、6本塁打、43打点
打率はリーグ23位だったが、5月22日の西武戦(西武プリンスドーム)から35試合連続出塁。リーグ2位の24犠打を決め、主に1、2番打者として打線を引っ張った。6失策と堅守も光った。