イチロー、「歴代名選手ランク」65位 「世界的に野球史上最も重要な存在」
出塁率が高ければ「トップ30~40」も…「イチロー独特のスタイル」
一方で、名物コラムニストのバスター・オルニー氏は「彼がメジャーでキャリアをスタートさせていたら、間違いなくピート・ローズ(の安打数)を超えていたと確信しています。彼は偉大な選手であるために最高のケアを続けています」と評価しつつ、イチローが65位という格付けになった理由について、打率の高さと比べた際の.357という出塁率の低さを指摘。「それがトップ30~40に入らななかった理由」と説明した。
ただ、ボウデン氏は出塁率に関しては「イチロー独特のスタイル」と説明。「彼の打撃練習を見れば分かるのですが、驚くようなパワーの持ち主。年間25本塁打を打てる選手に見えますが、彼はヒッターであることを選んだのです。ヒットを打って、仕掛けるという道を選んだのですが、彼はホームランを量産できるポテンシャルの持ち主なのです」と語り、ある程度のパワーヒッターの道を選べるほどの長打力の持ち主とも主張している。
金字塔への道を進むイチローだが、その華麗なキャリアを巡る議論もアメリカで白熱しており、その偉大さは改めて評価されているようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count