【高校野球】西東京・東海大菅生が決勝進出 16年ぶり夏甲子園まであと1つ
16年ぶり3度目の出場なるか
第98回夏の全国高等学校野球選手権西東京大会の準決勝が行われ、東海大菅生が甲子園優勝経験のある日大三を4-2で下し、3年連続で決勝進出を決めた。
今夏第1シードの東海大菅生はエース右腕の伊藤を中心に投打のバランスの取れたチーム。昨年のセンバツに出場したメンバーも残り、頂点を目指している。先発した伊藤が4回までパーフェクトピッチング。菅生打線は5回までに4点を奪い、優位に進めた。日大三は6回に代打・古田の本塁打などで2点を返したが、伊藤はその後も慌てることなく、しっかりと締めた。
東海大菅生は昨年の決勝戦で1年生・清宮のいた早稲田実業に5-0のリードから、一挙8点を奪われ逆転負けという悔しい思いをした。若林弘泰監督も試合に出ていた伊藤も今年の夏の優勝に強い気持ちで挑んでいる。マウンドで伊藤も4-0から、強打の日大三打線を目覚めさせかけたが、昨夏の経験があったから、冷静に流れを切ることができた。
遊撃手の1年・田中、二塁手の2年・小玉といった下級生も守備で盛り立てた。元中日投手だった若林監督にとっては2年続けて決勝敗退となっているため、初めての夏の頂点、また同校16年ぶり3度目の出場まであと一つとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count