新殿堂選手グリフィー氏が明かすイチロー秘話「実はくすぐったがり」
ストレッチ中のイチローにくすぐり急襲→3安打でルーティン化
先週末、ニューヨーク州北部のクーパーズタウンでは、アメリカ野球殿堂入り式典が行われた。今年度殿堂入りが認められたのは、ケン・グリフィーJr.(マリナーズ)とマイク・ピアザ(メッツ)の2人。1990年代後半から2000年代前半に大人気を博した2人は、日本のファンにとってもなじみ深い存在だろう。
24日に行われた式典以外に、週末にさまざまなイベントに参加した2人は、MLBネットワークにも出演。名物記者ピーター・ギャモンズ氏が司会を務めたトークショーで、それぞれのキャリアを彩った興味深いエピソードを披露した。その中で、グリフィー氏が“将来殿堂入りは確実”と言われるマーリンズのイチローとの間に生まれた“面白ルーティン”の存在を明かしている。
2009年から2年間マリナーズでチームメイトだったイチローとグリフィー氏。すべてパーフェクトで、人前では取り乱した様子を見せない背番号51だが、実は驚くほどの“くすぐったがり屋”だという。ある日、イチローがいつものように試合前にストレッチをしている時、グリフィー氏がイタズラ半分に飛びかかってくすぐり始めた。すると「彼はとにかくくすぐったがり。すぐに汗をかき始めたくらいだよ(笑)」という驚くほどの過剰反応。だが、この日の試合で3安打したから、単なるイタズラでは終わらなくなってしまった。
「試合後に通訳が来て『またくすぐって下さい』って言うんだ。もうそこからルーティンだよ。(ナイターの場合)時計を見て4時10分になったら『お、時間だ』って、必ずストレッチをしているイチローをくすぐりに行く。で、イチローは『ノー!ノー!』って叫ぶ。その繰り返しさ(笑)」