「イチロー記録達成を球場で見よう!」 地元メディアが異例の呼び掛け
「イチローのためにも、状況を変えよう!」と異例の呼び掛け
プレーオフ進出を早々に諦めるシーズンが当たり前になってしまったマーリンズは、観客動員に苦労している。7月24日現在、本拠地開催試合の総観客数は98万3984人で、ナ・リーグ15球団中最下位。唯一100万の大台に乗っていないという。1試合の平均観客数を見ても、2万1390人でナ・リーグ最下位。22日(同23日)からのメッツ3連戦こそ、平均約2万5000人の観客が集まったが、25日(同26日)フィリーズ戦は1万9465人と再び落ち込んだ。
世界各地から注目を浴びながら、観客席に空席が目立つマイアミの現状に危機感を募らせたのか、記事では「イチローのためにも、状況を変えよう!」と異例の呼び掛けを行っている。
「イチローの3000安打の他にも、今季のマーリンズは100試合消化に近づいているのに貯金がある」と好調なチーム状況も指摘。「(オーナーの)ジェフリー・ローリアと(球団社長)デービッド・サムソンに対して抱く当然の嫌悪感はいったん棚上げしよう。マーリンズ・パークでは、とってもクールなことが起きているんだ」と、ファンの来場を後押しした。
迫り来る3000安打達成の“Xデー”では、本拠地マーリンズ・パークは満員の観客で埋め尽くされるのだろうか。マイアミ・ファンの意気込みが試されそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count