イチロー勝利導く2997安打目、マ軍監督も絶大な信頼「とても良いお手本」
今後の起用は「それは状況による。何とも言えない」
ヤンキースで名プレーヤーだった指揮官は、通算2153安打で現役を引退している。それだけに「自分は21歳から(メジャーのキャリアを)始めたけど、彼は27歳から。(3000安打は)どれだけ大変なことか。アメージングな選手だ」と感嘆。チーム内で若手から尊敬を集める42歳について「我々にとっても、とても良いお手本になっている」と絶賛した。
試合前には、この試合でレギュラー中堅手のオズナを外し、イチローを先発起用したことについて「オズナが理由。最近ちょっとタイミングがずれている感じがするので、今日は休みを与えて、スイングの調整に専念させた。(イチローの)おかげで、こういうことを楽にできる」と大きな信頼を寄せたマッティングリー監督。
本拠地10連戦の残り5試合で3000安打達成を願うファンは多いが、今後の起用法については「それは状況による。何とも言えない。うちには、クリスチャン(イエリッチ)、マルセル(オズナ)、ジャンカルロ(スタントン)がいるから、その中で休みを与える時にはイチローを使おうとしているし、代打起用もしている。デーゲームだったり、不調の選手を復調させる時にもね。そういう起用を変わらず続けている」と話すにとどめた。
残り3本。偉業へ向けてファイナルカウントダウンに入ったが、イチローはあくまで勝利に貢献するため、黙々とプレーを続けている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count