イチロー、米スポーツ界「殿堂入り確実の30人」選出「最も偉大な打者の1人」
日米通算安打で論争沸くも「史上最も偉大な真の打者の1人」は変わらず
3番目に名乗りを上げたのが、イチローだ。史上初の10年連続200安打達成に加え、日米通算17回オールスター出場という栄誉も紹介。デビューした2001年にはMVPと新人王をW受賞し、2度の首位打者、10年連続球宴選出&ゴールドグラブ賞受賞も紹介している。日米通算安打で“論争”を呼んだが、「彼が史上最も偉大な真の打者の1人であることは否定できない」と、日本の生んだ安打職人を評価した。
次に名前が挙がったのは、今季限りの引退を表明しているレッドソックスのデビッド・オルティス。史上19位の528本塁打(8月1日現在)に加え、10度のオールスター出場、ワールドシリーズ優勝3回など、デビューから20年、輝かしい功績を積み上げた。ただし、記事には「条件付きの選出」と断り書きがあり、2003年に禁止薬物テストで陽性と引っかかっている過去を紹介。それでもボストンの象徴のようになった“ビッグ・パピ”の殿堂入りは確実と言えそうだ。
最後は、ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショーが登場する。前田健太とローテーションを形成する大黒柱は、28歳ながら3度サイ・ヤング賞と奪三振王に輝いた。最優秀防御率は4度、最多勝2度、MVP1度、オールスター選出は6度という実績。2011年の投手3冠を挙げながら「若いながら、短いキャリアで一握りのピッチャーしか成し遂げられないことを達成している」と称賛され、28歳にして殿堂入りの太鼓判を押されている。