【高校野球】日南学園160センチ左腕・森山、8回4安打無失点の好投 初出場・八王子下す

サヨナラ負けした選抜の悔しさをバネに、緩急を使った投球で圧倒

 夏の甲子園大会5日目第1試合は宮崎・日南学園が7-1で初出場の西東京・八王子を下した。160センチと小柄な左腕・森山が8回4安打無失点の好投で、見事チームを勝利に導いた。

 森山はコントロールよく、緩急をうまく使った。得点圏に走者を進めても、要所を抑えた。大半のアウトを内野ゴロに仕留める“打たせてとる”投球を披露。選抜にも登板した左腕。春は明石商戦に粘投の投球をしたが、2-3でサヨナラ負け。悔しい思いをしていた。打線も6回に集中打で5点を奪って援護した。

 西東京大会では清宮幸太郎のいる早稲田実、決勝では東海大菅生らを破って勝ち上がってきた八王子は惜しくも甲子園初勝利ならず。持ち味の足を生かす攻撃や、打線のつながりは影を潜めた。

 日南学園は9年ぶりの甲子園勝利で、金川監督は指揮官となって甲子園初勝利になった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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