【高校野球】春4強の秀岳館、本塁打が決勝点 常葉菊川を終盤突き放す
選抜4強の強豪が15年ぶりの夏勝利
12日に行われた第98回夏の甲子園大会6日目第4試合は、熊本・秀岳館が静岡・常葉菊川を6-1で下した。
引き締まった攻防だった。両校とも打撃のパワーを見せた。先制したのは4回、秀岳館。先頭のプロ注目の強打の捕手・九鬼が中前安打で出塁。送りバントと死球などでチャンスを広げると天本の内野安打で1点を取った。対する常葉菊川は6回先頭の9番山本がフルスイングし、左翼席へ豪快な本塁打。同点に追いついた。
1-1の7回。今度は秀岳館に一発が飛び出した。6番の廣部のスイングは快音を残し、左翼席へ飛び込んだ。ソロで勝ち越しに成功。その後も2番松尾が2人の走者を置いて、左中間へ大きな2点適時二塁打で突き放した。さらに8回にも2点を加えた。
常葉菊川は落合が1人で投げ抜いたのに対し、秀岳館は川端、田浦、有村と継投で逃げ切り。選抜4強の強豪は、15年ぶりの夏勝利をおさめた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count