金字塔のイチローへ米記者が感謝とエール「贈り物くれた」「5000本達成して」
イチローへエール、「5000安打を達成してほしい」
しかし、筆者はイチローの功績よりも、むしろ野球選手としての哲学や取り組みについて賛辞を贈っており、以下のような文章でコラムを終えている。
「重要なのは勝つか負けるかではない。何をなすかである。米国での15年間、イチローは私たちに贈り物をくれた。野球選手、そしてお手本として。彼は50歳まで現役でいたいと言っている。私は彼がそうなることを願っている。野球界でマイク・トラウトやクレイトン・カーショーが年寄りになるまで。5000安打を達成してほしいと思っている。彼がそれを実現する時まで数は決して問題ではなく、“働き”が重要だと私たちが気づくことを願っている」
そう称賛とエールを送られているイチロー自身、歩みを止めていない。12日(日本時間13日)のホワイトソックス戦では代打で登場し、2試合連続となる二塁打を放った。これで通算3003安打としており、歴代28位のアル・ケーラインにも残り「4」と迫っている。
記事の中で「野球の神秘」とまで評されている42歳。そのキャリアは数多くの偉人たちを輩出してきたメジャーでも異彩を放っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count