【高校野球】常総学院・鈴木昭が粘投 強力中京打線を8回7安打3失点に抑えて勝利
力投するエースを打線が援護、6イニング合計8得点で中京を寄り切る
第98回夏の甲子園大会8日目日第2試合が行われ、茨城・常総学院が岐阜・中京を8-3で下し、3回戦へ駒を進めた。
常総学院先発の好左腕・鈴木昭は不安定な立ち上がりだった。初回1死一、三塁とピンチを招くと、4番の高校通算68発男の今井に投手強襲のタイムリーヒットを浴びた。その後も内野ゴロの間に1点。2点のビハインドとなった。
しかし、打線がエースをバックアップ。2回に相手失策で出た走者を二塁に置いて、初戦無安打で3番から7番に降格した主砲の2年生・宮里がレフトへタイムリー。3回には9番鈴木海の二塁打から、2番有村の犠飛で同点に追いついた。さらに5回にも同じく鈴木海の二塁打から有村のセーフティースクイズで勝ち越しに成功した。
5回以降も中京投手陣から効果的に加点し、リードを広げた。鈴木昭は2回以降、走者を出しながらも立ち直り、7回に1点を返されたが、8回を投げて7安打3失点だった。
プロ注目の中京4番の今井は甲子園では本塁打なしで、最後の夏を終えた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count