【高校野球】優勝候補の履正社も3回戦で敗退 近畿勢はベスト8を前に全て姿を消す
履正社は2回戦で横浜とのV候補対決に勝利も…
第98回夏の甲子園大会10日目は3回戦の4試合が行われ、第4試合で優勝候補の履正社(大阪)が常総学院(茨城)に3-7で敗戦。近畿勢はベスト8を前にすべて敗退した。
第1試合では、明徳義塾(高知)が初出場の嘉手納(沖縄)に13-5と快勝。明徳義塾の馬淵監督はこれまで沖縄勢と3度対戦し、未勝利だったが、打線が爆発した。馬淵監督は夏の大会通算勝利数で渡辺元智氏(前横浜監督)と並んでいたが、29勝目で単独3位となった。
第2試合は選抜ベスト4の強豪・秀岳館(熊本)がいなべ総合(三重)を6-1で下した。1点リードの8回に1点を奪うと、9回には3得点で突き放した。今大会で甲子園初勝利を挙げ、2回戦も突破したいなべ総合だったが、ベスト8はならなかった。
第3試合は鳴門(徳島)が盛岡大付(岩手)との乱打戦を11-9で制し、3年ぶりの8強進出を決めた。同点の7回に中山のタイムリーで勝ち越すと、8回には一挙5点を奪取。強力打線の盛岡大付は9回に4点を奪う猛攻を見せるも、及ばなかった。
第4試合は常総学院(茨城)が優勝候補の履正社(大阪)を7-3で撃破。6犠打を決めるなど、履正社(12安打)よりも少ない7安打で7点を奪った。履正社のドラフト候補左腕・寺島は2回から救援登板し、7回2/3を投げ7奪三振と力投するも、8強進出はならず。2回戦でV候補対決の横浜戦(神奈川)を制した履正社が敗れ、近畿勢は3回戦で全て姿を消した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count