ダルビッシュを攻守で支える賢妻ルクロイ サポートの合い言葉は「KISS」
難しく考えずに、投手が持つ長所を伸ばすアプローチ
ダルビッシュも初めて組んだ2日(同3日)オリオールズ戦で、ルクロイのサインに首を振った3球をいずれも本塁打され「次回はもっと信用するべきだと思う」と発言。以来、フォーシームやツーシームでストライクゾーンを攻める投球スタイルが目立つようになり、ルクロイと組んだ4試合では防御率2.33の安定感を見せる。
ルクロイが投手陣をサポートする際のモットーがあるそうだ。それは「KISS」。もちろん、いわゆるキスではなく「Keep It Simple, Stupid(難しく考えるな、オバカさん)」の頭文字を取ったもので、難しく考えずに、投手の持っている長所を積極的に使って伸ばしていく、ということ。ダルビッシュと組んで、その長所は速球にあると見たルクロイは、そこから速球を中心とした変化球に頼り過ぎない配球にしているという。
そんな新女房のアプローチにダルビッシュも同意。記事によれば「ルクロイとは、いつも同じ意見なので、とてもやりやすい。練習も準備も本当に一生懸命やる人だから、僕も自信が持てる。本当に信用しています」と通訳を介して話したそうだ。
新女房の「KISS」によって支えられるダルビッシュ。今後の活躍にも大きな期待が持てる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count