北海道日本ハムが首位・福岡ソフトバンクに迫る躍進の立役者は?

先発転向の高梨裕稔が絶好調、昨季新人王・有原航平の安定感にも期待

 一方、投手陣では7月の月間MVPに輝いた昨年の新人王・有原航平投手が先発の柱として奮闘した。7月は2日の福岡ソフトバンク戦、9日の千葉ロッテ戦といずれも8回無失点で勝利投手に。続く22日のオリックス戦でも7回無失点と白星を挙げ、自身初のシーズン2桁勝利達成。自身の連勝も5に伸ばした。29日の福岡ソフトバンク戦は黒星がついてしまったが、チーム躍進の一翼を担った。8月はまだ勝利がないだけに、白星を挙げて再びチームに勢いを与えたいところだ。

 今季飛躍を遂げたプロ3年目の右腕・高梨裕稔投手の存在も見逃せない。シーズン序盤から中継ぎの一角として登板してきた高梨投手だったが、6月に入り先発へ転向。初先発となった6月8日の広島戦で勝利投手となると、そこから先発で5連勝中と先発転向後は負けなしだ。8月13日の楽天戦では無四球のプロ初完封と、シーズン終盤の優勝争いに向けて、大きなキーマンとなっていくだろう。

 首位浮上が懸かった19日からの福岡ソフトバンク3連戦は、カード負け越しとなった北海道日本ハムだが、それでもゲーム差はわずかに0.5。逆転優勝へ向けてはここからが本当の勝負。福岡ソフトバンクの連覇か、北海道日本ハムが阻止するか、大いに注目を集める。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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