前田、監督の信頼に応える主砲斬りで13勝目 「ケンタに仕留めてほしかった」

「(ペンスは)彼が抑える打者だと思った」という指揮官の期待に応える

「5回にペンスを三振に斬った場面は(見ていて)楽しい流れだった。あそこはケンタにペンスを仕留めてほしかった。彼が抑えるべき打者だと思った」

 前田が何とか同点で凌いだ直後、ここでも打線が奮起して勝ち越しに成功。6回と8回にも追加点を奪い、結局は9-5で2位ジャイアンツを下し、ゲーム差を「2」に広げた。

 首位を堅守したものの、この日の試合前には、指にマメができた左腕アンダーソン、首の張りを訴えた左腕カズミアーが故障者リスト(DL)入り。怪我人続出のチームは、開幕ローテ入りしたメンバーで生き残ったのが前田1人という非常事態を迎えた。ペナントレースが佳境を迎えた今、チームにおける前田の存在は、さらに大きくなりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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